コロナ第6波、介護施設の現状。
1月29日の沖縄県の新型コロナウィルスの新たな陽性者が979人となり、5日ぶりに1000人を下回りました。1月15日、2週間前の土曜日には過去最高の1829人の感染が確認されていたためほぼ半数の数字になっています。1月22日、1週間前の土曜日は1313人だったので、新規陽性者の数字では沖縄県は徐々に感染拡大はピークアウトしてきています。
しかし、全国的にみると29日の新規感染者は8万5000人に迫っていおり、私の住んでいる北海道でも3002人の感染が発表されました。検査が追い付いていなかったり、無症状者も多数いるため、2月上旬ころと予想されているピークアウトが現実なのかが信じられないような状況になっています。
私の子どもの小学校や中学校でも、またその他の学校でもコロナの陽性者が出ていて、次々と学級閉鎖や学年閉鎖になってきています。学校からは、「濃厚接触者は特定ができないということや、クラスや学年全員のPCR検査は実施しないため、不安な人は自分たちでPCR検査をしてください」というお知らせがきます。
現在の状況を考えると、検査キッドが不足していたり、検査数が追い付かない、無症状や軽い症状の方、回復が早い方もたくさんいることや、一時的に閉鎖をすればもとの状態に戻ることが予想できるので、間違った判断ではないと思います。
しかし、高齢者施設での取り扱いはもう少し慎重になっていただきたいと感じています。高齢者施設でも新たなクラスターが次々と出てきており、歯止めが聞きません。一人二人の陽性者が出ると、爆発的に拡がっている所も多数です。
クラスターになっている方の施設の話では、
・「以前は陽性者が確認されると、全職員・全入所者のPCR検査を実施して、ゾーニングを出来ていたが、今では新たに症状の出た人しかPCR検査を保健所は実施してもらえないので、誰が陽性者なのかが分からない。」
・「イエローゾーンから新しく症状がある方が出て、ゾーニングの意味はなく、結局はフロア全体がレッドゾーンになり、全入所者が感染をするしかない。」
・「職員は防護をしっかりやっていたとしても、どうしようもない状況になっていて、職員自身が次々と感染をしていってしまう。」
という現状です。
おそらく全員のPCR検査を実施すると、陽性者は次々と膨れ上がるでしょう。しかし高齢者施設で陽性者が出ると、重症化する方が多く出たり、職員も次々に感染をして現場で働ける職員がいなくなっています。職員が次々倒れてしまうと、介護できる人がいなくなるので、助けられる人も助けられるのです。
高齢者施設は、学校や一般企業のように、陽性者が出たから一時的に休みにしたり、事業を停止して収まるのを待つということが出来ないのです。それを考慮して、陽性者が出た施設については、頻繁なPCR検査の実施や、多くの支援をしていただく必要があると思います。
今現在も大変な状況で仕事をしている介護施設はたくさんあります。
頑張ってください!
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