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どうして介護業界の給料は安いの?①

 

介護業界は給料が低いと言われており、Twitterでも多くの介護関係の方が「給料が低い」と嘆いています。今回は2回に分けて、「どうして介護業界の給料は安いのか」について解説をしていきます。

 

【それぞれの職業の給料はどのくらい?】

2020年の全産業月収平均が352,000円(ボーナスも含む)であったのに対し、介護職員は293,000円となっており、年収に換算すると3,516,000円です。これは、役職や勤続年数、資格の有無、地域、会社によって大きく変わるので、実際はこの金額よりもかなり低いという方も多くいるでしょう。「田舎だと月収10万円ちょっとです」というコメントを頂いたこともあります。

 

そこで岸田内閣は、「2022年2月より、介護職員の給与を月額9000円ほど引き上げる」方針です。実際に給与アップがされるのかは、事業所ごと不透明な部分はありますが、期待をしている方は多いでしょう。

また今回は、これまでの介護職員処遇改善加算と違い、他の職種にも事業所ごとの裁量で振り分けることも可能ということなので、「介護職員ばかり上がってずるい」という、他職種の不満も解消される方向に向かうことも願っています。

 

ちなみに、他の職業がどのくらいの平均年収なのかということも気になり、参考までにWebサイトで調べたのが以下になります。サイトによって、金額に差はあったのでおおよその金額です。

それぞれの給料平均内閣総理大臣   4049万円

・開業医      2500万円

・国会議員     2200万円

パイロット    1000~1250万円

・裁判官       900万円

・弁護士      550万円~1150万円

・新聞記者     600万円~800万円

・警察官      700万円

・国家公務員    686万円

・教師       600万円~650万円

・銀行員      600万円

・社労士      500万円

・看護師      360万円~550万円

理学療法士    410万円

社会福祉士    400万円

・ケアマネ     350万円~400万円

・管理栄養士    350万円

Webデザイナー  340万円

・一般事務     250万円~350万円

・医療事務     300万円

 

【給料の相場ってどう決まるの?】

では、各職業の給料ってどのようにして決まるのでしょうか?

以下の図を、見たことがあると思います。中学校公民の経済分野で勉強をしたものです。この図を読み解くことで、それぞれの分野の給料が決まるのです。

 

          需要と供給について。需要曲線と供給曲線は良く知られていますが ...

 

(1)売り上げが好調な企業は、給料が高い。

給料は、企業がいかに利益を得るかによって決まります。ある企業が多くの利益を得るためには、商品の価格が高く、多く売れるほど当然利益は上がります。その商品の市場価格が決まるのが上の需要曲線と供給曲線の関係なのです。

(需要~買おうとする商品の量   供給~売ろうとする商品の量)

・需要量が多く供給量が少ないと、商品が足りなくなるので市場価格は上がります。

・供給量が多く需要量が少ないと、商品が余ってしまうので市場価格は下がります。

分かりやすく言うと…

新商品が出ると、多くの人がその商品を欲しいがるため、メーカーは金額を高めに設定し安売りはしません。しかし、ある程度その商品が市場に出回り、買いたい人が減ってくると、金額が下がります。人気商品は価格が高いのはそのような理由からです。

売り上げが好調な企業の給料は、当然高くなるのです。

 

(2)スキルや経験で給料は高くなる

また、個人や企業のスキルや経験によっても給料は上がります。このことを、需要曲線を買いたい人、供給曲線をスキルや経験として考えてみます。

経済の中では、①供給曲線が左にシフトするか、②需要曲線が右にシフトすると給料が上がる仕組みになっています。

どういうことかというと…

①供給曲線が左にシフトするとは?

 あるスキルや経験を持っている人が少ないということです。そのスキルや経験が希少であればあるほど、給料が上がります。例えば、一流アスリートや開業医などが当てはまるでしょう。

②需要曲線が右にシフトするとは?

 そのスキルや経験を多くの人が買いたい(必要とされている)と思われている状況なので、給料が上がります。SONY、トヨタソフトバンクなどの大手の企業などはこれに当てはまります。

 

気づかれた方もいると思いますが、このことだけを考えると、介護の給料って爆上がりになるはずです…介護を必要とする人は年々増えていて(需要が増えている)、介護の担い手は人材不足になっている(供給が減っている)はずなので、供給曲線が左にしふとしていて、さらに需要曲線は右にシフトしているという、給料があがる条件がそろっているからです。ではなぜ、介護の給料はなかなか上がらずに、安いのでしょうか?

                            

                       ~②に続く~

 

このような人気のある商品、ブランドは金額が高く、売れるため、その企業では給料も高くなります。


 


 

 


 

 

 

 

 

 

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