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大阪市の高齢者施設への通知について

 

大阪市の高齢者施設への通知内容


大阪市消防局が、高齢者施設の新型コロナウィルス患者の症状が悪化した際に、すぐに119番通報するのを控えるように、大阪市内の高齢者施設に通知していた。

「高齢者施設からの救急要請に、施設の医師、看護師等による観察や酸素投与等必要な処置が施されている状況でも、保健所を介さず直接119番通報されている事案が見受けられる」と指摘。相談先として区の保健福祉センターや、市保健所の自宅療養向け窓口を紹介している。

                           ~朝日新聞より引用~

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上記の記事によりTwitterでも「高齢者施設」がトレンド入りしています。高齢者施設のことがTwitterでトレンド入りすることは珍しいですが、このようなニュースによって取り上げられるのはとても残念です。

上記の記事を見る限り、国や都道府県・市町村などの行政では高齢者施設でのクラスターが起きた現状をどのように考えているのか、現場の状況を見たことがあるのかが疑問になります。

 

 

高齢者施設でのクラスタ


これまでも高齢者施設で新型コロナウィルスによるクラスターが起きたところは多数ありますが、オミクロン株の感染力により、第6波では数が一層増えてきています。

 

高齢者施設の中でクラスターが起きると、地獄です。

一人の入所者の異変に気付き、すぐに隔離をしてPCR検査をしたとしても、そのときにはすでに手遅れの状態になっています。PCR検査の結果が出る頃には、同室者や近くにいた入所者に発熱等の症状が現れてきて、同じくらいの時期に職員にも体調不良者が出てきます。数日で感染した入所者や職員は増えていき、勤務できる職員も減っていきます。それでも残っている職員は、感染対策をしながら、連日休みなく入所者の介護と発症者の看病をしていかなければいけなるのです。最終的にはフロアの入所者全員が感染することになり、それでようやくクラスターが終了するということも珍しくはありません。

 

 

クラスターになった施設の職員の話


「保健所や行政に話しても『入院先を探すので、見つかるまでは施設で頑張ってください』と言われてしまい、即日入院先が決まるケースは少なかったです。次々に感染し重症化する入所者、亡くなってしまう入所者も…職員も感染してしまい、勤務できなくなる職員が減ってくると、残っている職員は、戦争で仲間を失っていく気持ちってこういう気持ちになります。そして亡くなってしまったことをご家族へ連絡しなければいけなくて、全てにおいて辛い体験でした。」とおっしゃっていました。

 

若い方であれば軽症で済むオミクロン株でも、高齢者施設では重症化する方も多くいます。昨日までは元気でいたのに、目の前で症状が悪化していく入所者を早く何とか医療へ繋げたいという現場では思います。また、重症者への対応への不安、医療へ繋げないと職員の手がないため、非感染者や軽症者への対応をすることも出来なくなってしまいます。

 

 

温かい行政の対応を


新型コロナウィルスが流行してから2年が経ち、介護職員にも感染対策の知識や有事の対応が求められています。外部研修を受け、高齢者施設ごとに準備をしてはいますが、いざ目の前に起きた地獄のような状況で、経験の浅い介護職員はどのようにしたらよいのか分からない状況になるのです。

 

感染者が多い大阪市で、医療機関が逼迫している状況は理解します。世間に向けてのメッセージであれば理解はできますが、高齢者施設限定の通知とにされてしまうと、私たち高齢者施設で働いている人達は「行政に見放されてしまった…」という残念であり、不安な気持ちになってしまいます。ぜひ、温かい対応をよろしくお願いします。

 


 

 


 

 


 

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